ASR再資源化:指定引取場所ASR再資源化事業部

指定引取場所とは

自動車メーカーはASRの引取・再資源化を円滑におこなうため、全国各地のリサイクル施設や最終処分場などと契約を結び、指定引取場所として主務官庁(経済産業省・環境省)の大臣認定を取得しています。 ASRの引取・再資源化の実作業は指定引取場所として認定された各事業者が行います。

指定引取場所の種類

指定引取業者は処理工程や処理能力・最終残さの有無や回収物の販売状況などによって以下の3種類に分類されます。リサイクル施設では処理工程や回収物の販売状況に応じて「リサイクル率」が計算されます。

リサイクル施設 焼却施設 埋立処分場(最終処分場)
リサイクル施設
 施設活用率 0.4以上
焼却施設
 施設活用率 0.4未満
埋立処分場(最終処分場)

リサイクル率とは

自動車メーカーは、各施設でのASR処理数量とリサイクル率から、年度ごとに再資源化実績を算出し、公表することが義務づけられています。各リサイクル施設のリサイクル率は処理工程や処理能力のほか、回収物の販売・処理状況などによっても変動します。埋立処分場と焼却施設はリサイクル率0%として計算されます。

施設活用率とは

指定引取場所の再資源化能力を計る指標として「施設活用率」が設定されています。焼却処理や熱回収・マテリアル回収などを行う施設に適用され、埋立処分場には適用されません。施設活用率が0.4を超える場合は自動車リサイクル法上の「リサイクル施設」として、リサイクル率の計算に計上できます。施設活用率が0.4未満の場合は「単純焼却施設」とみなされ、リサイクル率は0%として計算されます。

指定引取場所一覧

※指定引取場所一覧の「施設活用率」をクリックしていただくと、各施設の施設活用率がわかります。